胃がんの症状がよくわかる

胃がんの外科手術

胃がん治療の基本は、早期なほど手術で病巣を取り除くことで完治が望めます。

胃がんの手術適応は、病状や患者さんの体力によりますがステージ3までとされています。特に、がんの進行度が進んでいない早期胃がんでは、開腹手術ではなく内視鏡腹腔鏡を使用した手術が可能です。

それでは各ステージごとの手術方法をご紹介します。

■ステージ1A,B期(早期胃がん)
胃がん,手術早期胃がんと呼ばれるステージ1Aは、がんが胃の粘膜に限局している、また粘膜下層でとどまっている状態です。

ステージ1Bリンパ節に1~2個転移していても、粘膜下層までにとどまっている状態、若しくは転移していないが漿膜下層に達している場合を指します。

早期胃がんの場合、内視鏡での手術も可能となり、胃の切除範囲も小さくて済みます。手術による患者さんの負担が少なくなるため、入院期間が11日程と短くなります。

■ステージ1B(一部)~3C期
ステージ2にがんが進むと、がんが胃の漿膜を突き破ってしまい外側に腫瘍が出ている状態になります。

こうなると周辺組織への転移の可能性が高くなるため、胃と一緒にリンパ節の一部も切除する方法が取られます。

また、がんの出来た位置により、胃のどの部分を切除するかが変わってきます。しかし、ステージ3のがんが進行している場合は、胃全摘出手術と合わせて隣り合っている臓器も切除する場合があります。
 

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胃がんの手術方法

胃がんの手術には、内視鏡手術や開腹手術により、胃の一部または胃のすべてを切除します。腫瘍の発生した位置により手術で切除する方法が変わりますので、それぞれの手術方法をご紹介します。

■胃内視鏡手術
胃カメラを挿入してがんを取り除く方法となり、胃の一部のみを切り取るもの(縮小手術)でリンパ節の切除は同時に出来ないため、早期の胃癌のみに適応されます。

また、切り取ったがんを検査して転移の可能性が高いと判断されたり、所見よりもがんが深くまで進行していた場合は、再度、開腹手術を行うこともあります。

■腹腔鏡手術
胃がん,腹腔鏡手術日本で腹腔鏡下胃切除術が開発されて約20年がたちます。腹腔鏡手術は全身麻酔下で実施されます。

腹腔内へ炭酸ガスを入れて膨らませ、お腹の小さな穴(5~10ミリ・4~5箇所)から細い高性能カメラ(腹腔鏡)と手術操作に用いる器具を挿入します。

そしてお腹の中の様子をモニターを見ながら手術を行なわれます。

この腹腔鏡手術は手術による傷口が最小限で済むことや、術後の痛みが少ないこと他の臓器への合併症等の影響が少ないことから術後の回復が速いことから入院期間を短縮し、早い社会復帰が望めます。

■開腹手術
定型手術とも呼ばれ胃の広い範囲、また全てを摘出する方法です。転移の状態では、胃の周辺のリンパ節や他の臓器を切り取る場合もあります。

胃の一部を残した場合、その大きさは元の25%から30%程度になります。がん細胞が胃の入り口(噴門側)にあるか、出口(幽門側)にあるかで取り除く位置が変わります。
 

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